施工管理って実際どれくらい稼げるの?
建設業界、とくに施工管理職は「キツいけど稼げる」とよく言われます。
ですが、ネットの情報だけではその実態がよくわからない、という人も多いのではないでしょうか。口コミサイト等に年収が公開されていますが、実際本当なのかいまいち信用に欠けるような気がします。これは私の感想です。
この記事では、私は大手サブコンで施工管理として働いた3年間の年収実績を公開しながら、
「施工管理は本当に稼げるのか?」について、リアルな話をしていきます。
実際の給料について(1年目〜3年目)
1年目:年収 約489万円(新卒入社)
- 平均月収:33万6千円
- 残業代:約8〜10万円/月(残業時間:月45時間前後)
- ボーナス:夏冬合計 約85万円
施工管理は1年目から現場に立ちます。新入社員ということもあり残業はあまりさせてもらえなかたので、残業代は少ないですが、残業をかなりやった時は月の手取りは30万円を超えることもありました。
2年目:年収 約675万円
- 平均月収:45万4千円
- 残業代:約12万円/月(残業時間:月45~75時間)
- ボーナス:夏冬合計 約130万円
新入社員の時とは違い、残業に制限がなくなったので、かなり残業代が稼げるようになりました。ボーナスも50万ほど上がり、新卒2年目にしてはかなりゆとりのある生活ができていることを実感しました。
3年目:年収 約808万円
- 平均月収:48万2千円
- 残業代:約13万円/月(残業時間:月45~75時間)
- ボーナス:夏冬合計 約228万円
ついに年収800万円を突破。
2ヶ月ほど夜間勤務もありましたが、働きの割にはもらい過ぎているなと感じました。
ボーナスの影響がかなり大きいです。
なぜ施工管理はこんなに稼げるのか?
① 残業ができる、しなければならない環境にある
多くの業種では働き方改革によって残業時間が大幅に減り、残業代による収入アップが難しくなっています。
しかし建設業界では、残業規制が適用された今でも上限近くまで働くケースが多く、その分残業代がしっかり発生するため、収入が高くなりやすいのです。
② 好景気である
私の会社では受注量が非常に多く、少なくとも今後10年は仕事が途切れないと言われています(真偽は不明ですが実感として景気は良い)。
実際、業績連動のボーナスは近年大きく上昇しており、先輩社員からも「若手のボーナスは高くなった」と言われるほどです。
施工管理職は業界全体で人手不足が続いており、人員需要は高い状況です。そのため、企業も人材確保のために賃上げを進めざるを得ず、実際に毎年1万円以上のベースアップが行われています。
転職のすすめ
施工管理は会社によって給与や待遇に大きな差があります。そのため、より良い条件を目指すなら転職が有効です。
建設業界は慢性的な人手不足で、文系や建築系以外の学科出身者でも採用の門戸が開かれています。業界全体が好況のため、転職もしやすい状況です。
現在の給与に不満がある場合は、まず施工管理特化の転職エージェントに登録して、自分の市場価値を確認することをおすすめします。登録自体にリスクはなく、他社の年収水準を知るだけでも十分価値があります。
まとめ|施工管理はハードだけど稼げる職種
施工管理は責任が重く、体力的にもハードな仕事ですが、その分「働いた分だけ稼げる」「若いうちから高年収が狙える」という大きな魅力があります。
「もっと稼ぎたい」「手に職をつけたい」と考えている方には、施工管理という選択肢を真剣に検討する価値があります。
この給与水準であれば、やりかた次第で10年ほど働いて、ワークライフバランスの取れる職場に転職してサイドFIRE的な生活も十分可能です。
今後は、施工管理として働きながらどのくらい貯金できるかなど、私の実情もまとめていく予定です。
キャリアの相談も受け付けていますので、コメントで気軽にお問い合わせください。
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